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DCブラシモータのノイズ対策

先日に作成したドリルスタンドですが、回転時の電源をオシロスコープで見てみると結構なノイズが出ていて他の機器を使っていると誤動作の原因になりそうです。そこでモータにコンデンサを接続してノイズ対策を行うことにしました。

 

使用したもの

ドリルモータのノイズ対策に以下のものを使用しました。

 (今回はコイツのノイズ対策です)

DCブラシモーターのノイズ対策

ドリルに使っているモーターはもともと電動ドリルだった頃はバッテリーで動いていたためか、特にノイズ対策はされていません。今はATX電源で動かしていますが、この電源はドリル以外の機器にも繋ぐので現状のノイズをまき散らしている状態を改善する必要があります。

 (結構ノイジーです)

さあどうするかと考えていると、まさにやりたいことが書かれている記事がありました。この記事内容を参考にノイズ対策を行うことにしました。

 

コモンモード対策コンデンサをつける

記事を参考にモータ各端子とモータケースの間にコンデンサを接続します。コンデンサは手元にあった0.1uFのセラミックコンデンサを使いました。なかなかハンダがのらず苦戦しながらどうにかつけてモータをまわしてみました。

 (端子・ケース間についているコンデンサ)

波形を見てみると、おお、かなり良くなりました。たまに出ていたヒゲもありません。個人的にはこれで十分ですね。

 

ノーマルモード対策コンデンサをつける

すでにノイズレベルは許容範囲ですが、ノーマルモード対策コンデンサを追加するとどれくらい改善するか確認してみました。
コンデンサはモータの+/-端子を結ぶようにつけます。コンデンサは先ほどと同じく0.1uFのセラミックコンデンサです(ほかに無極性のコンデンサが無かった)。

 (端子間を繋いでいるのがノーマルモード対策コンデンサ)

モータをまわして波形を見てみると、

むむ、あまり変わりません。むしろ、微妙に波形が汚くなったような、気のせい?もしかしてコンデンサの足からノイズを拾っているのでしょうか。許せる範囲ではあるので、しばらくこのまま使ってみたいと思います。

 

所感

コンデンサを数個つけるだけで随分と電源ノイズが軽減出来ました。
現状、いろんな機器の電源アダプター(主に5.0V)が鈴なりになっていて、それをどうにかするのにATX電源から3.3Vや5Vを供給するようにしていたのでノイズを抑えることが出来てよかった。この調子で色々と改良を加えてやりたいところです。

参考

この記事は以下のサイトを参考にさせて頂きました。

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