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[カブ] プレスカブのボアアップ後スプロケット交換(R42T->40T、F15T->17T)

ボアアップしてトルクフルな走りを見せる愛車プレスカブ(97cc)。ですがローギヤ過ぎてトップスピードが出ません。そこでスプロケットをフロント17T/リア40Tとハイギヤードなものに交換してみました。

 

環境と交換部品

ボアアップしたFI仕様プレスカブです。フロントスプロケットを15Tとしたものの、ボアアップの影響でトルクは太くなったものの回転数が伸びません。

プレスカブ用のリアスプロケット40T。プレスカブ用としてはお安くお値段2000円くらい

 

フロントスプロケット17T、かなりでかく感じます

NTN製ベアリング(6005ZZ)、HONDAから純正パーツを取り寄せるよりモノタロウとかで購入したほうが安価に入手できます

スプロケット交換作業

ドリブンフランジのベアリング交換

リアスプロケットを交換するためにドリブンフランジを取り外します。ここを外すのは滅多にないと思うので、ついでにドリブンフランジについているベアリングも交換することにしました。プレスカブのベアリング型番は"6005ZZ"です(モノタロウでNTN製を購入しました。純正部品より安いです)。

残念ながら専用工具は手持ちに無いので、ヘキサゴンソケットとハンマーで代用しました。

古いベアリング、よく見るとシール部が凹んでいます

 

下に柔らかい布やらを敷いてから、丁度いい感じのヘキサゴンソケットをベアリングの裏側から当ててハンマーで叩き出します。この方法が一番簡単で早いと思います。固いようなら隙間にCRC556を噴いてもいいかも

 

古いベアリングが外れました

 

30mmソケットが丁度いい感じにあいます。うまい具合にソケットが柔らかいメタルシール部分にあたるためハンマーでガンガンやってもソケットは無傷でした。

古いベアリングのシールをめくってみました。だいぶとグリスが減っています。手で回して違和感が無いようなら、ベアリング外さずにグリス補給で済ませてもいいかもしれません。

 

新しいベアリングを挿入です。上から古いベアリングを当ててインナーを叩かないよう注意しながら叩き込みます

 

奥まで入れると古いベアリングも嵌ってしまいます。そこでドリブンフランジをひっくり返して、古いベアリングのインナーにマイナスドライバーを当ててハンマーで叩いて取り外します。ベアリングの半分くらいしか嵌っていないのでわりと簡単に外れます。

 

ベアリング交換完了です。

 

リアスプロケット交換(42T->40T)

基本的にはスプロケットを固定しているボルト4本外すだけで交換出来ますが、かなり固く締まっていて苦戦しました。家にある電動インパクトドライバでは歯が立たず、CRC556を噴いてから車体にもう一度取り付け、そこでスパナとゴムハンマーを使ってようやく外しました。

ドリブンフランジからスプロケットを取り外します。かなり固くて大苦戦でした

 

どうにか取り外して40Tへ交換です。締め付けるのもボルトの頭が低くて難儀しました。プレスカブの締め付けトルクは44N・mです。

フロントスプロケット交換(15T->17T)

同様にフロントスプロケットも交換です。こうして見ると17Tというのはかなり大きく感じます。寸法的にギリギリでこれ以上大きくなると周囲に干渉しそうです。チェーンの長さが足りるか不安でしたが問題ありませんでした。リアスプロケットが若干小さくなったので余裕が出来たのかもしれません。

フロントスプロケットを17Tに交換しました

 

クリアランス的に17Tでギリギリっぽいです。18Tだと何処かと当たりそうな予感。

試走してみる

トップスピードも気になりますがまずは坂道がちゃんと登れるか気になります(個人的な用途として急坂登坂は必須なのです)。ご近所を走った後に定番となっている松尾山ベンチコースへと向かいました。流石に坂道は若干苦手になったようで前回は2速で登れていた急坂(松尾寺直前の劇坂です)に差し掛かると失速していきます。うーん、これは仕方ないかな。

松尾寺前の駐車場、桜がいい感じに咲いてました

そのあと、比較的平坦な道を車と並んで走ってみます。さすがにこれだけハイギヤードにしただけあって制限速度まで出てくれました。ただ、そんなに回転数上がってないはずなんですがエンジンが唸っています。ここからは吸排気効率の向上とかが必要でしょうか。根本的にはエンジンヘッドの換装が必要っぽいのですが・・・ぱっと探した感じだと選択肢が武川ハイパーRステージヘッドしか無いんですよね。インテークマニホールド拡大とかでも改善するかな。

 

参考

この記事は以下の内容を参考に記載させて頂きました。

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