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LED照明を自作する

私の工作机は押入れを改造したもので、そのままだと暗いので電気スタンドを設置しています。一応作業は出来るだけの明るさは確保できていますが、なるたけ作業スペースを広く取りたいなかで机置きのスタンドが占有するスペースが気になりました。そこで、壊れた電球(蛍光灯のやつ)のガワと使っていないLEDバルブを使って代わりになる照明を増設してみました。

 

材料

ホームセンターでも行ってまともなスタンドを購入するのが一番早いですが、今回は家に転がっているゴミ資源を活用して追加コスト無しで作ることにしました。

 壊れて点灯しなくなった電球

部屋に転がっていた T20ダブル球

 

LED照明の製作

電球をばらす

まず壊れた電球をばらして外側の球体部分(散光の役目があります)だけにします。根元のところでシリコンシーラントのような接着剤でくっついているだけなので、マイナスドライバーを隙間に入れてこじってやれば簡単に分離しました(意外ともろいのでご注意)。

中にゴミがたまっていたので軽く洗ってやることにします。

 

LEDバルブを基板に半田付けする

このバルブは元々カブの尾灯にと購入したものでしたが、残念ながら使えないことが判明しダンボール箱に眠っていました。おまけに実験でばらしたときに中のリード線が取れています。今回は明るさ調整などしないので不要なリード線は取り払い、バルブをユニバーサル基板に半田付けしてやります。一応、逆接続防止のためダイオードをいれました。

 

照明を仮設置する

どうやって天井に設置するかと考えましたが、ひとまず良いアイデアが浮かぶまでビニールヒモで基板を吊るし提灯よろしくガワを引っ掛けるという適当極まりない手法で仮設することにしました(いつの間にか"仮"が外れるかもしれません)。シンプルです。

 適当!

ガワは基板に引っかかっているだけです。まさに提灯。

 

点灯テスト

スイッチONすると無事に点灯します。横に現役のLED電球があるせいか意外と暗く感じます。流用したLEDバルブが12V x 160mA = 1.92Wなので、まぁ仕方ないかな。

また、LEDバルブで色が"Cool White"となっているのは色温度が6500Kくらいで、なんといいますか青っぽい色合いです。照明にするのであれば"Warm White"のLEDが良さそうです。

所感

提灯のようなチープな外見は置いておいて、もうちょっと明るさが欲しいです。あと、暖色系の色合いのが目に優しそうなので、次に作るときは暖色系LEDを使いたいと思います。

(実は、これでは満足出来なかったのでもうちょっと明るくしてみようと部品箱にあったパワーLEDを持ち出してきて点灯してみました。が、流石に5W~クラスのLEDを放熱対策せずに使うのは無理なようで、点灯して数十秒後には温度が100度近くまで上昇してしまいました。壊れはしませんでしたが、放熱対策無しで常設は無理っぽいです)

 流石パワーLED、明るいです(手前の基板はLEDドライバです)

 DC12Vで400mAくらい流れています

 あっという間に90度に到達(ちなみに動作保証温度は~60度でした)

(2017/6/9追記)

ちなみに、使っている電源は押入れで眠っていたATX電源のコードを切断してターミナルをくっつけたものです。フロントパネルは3Dプリンタで出力しましたが、失敗して思いっきりそっています(出力中に台座から剥がれてしまった)。空洞になっている箇所は電流計予定地です。

ATX電源にターミナルをつけて使用しています。12/5/3.3Vはよく使うので便利です。欲を言えば24Vが欲しいなぁ

 

ATX電源のスペック。昔のPCから外したやつです

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