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armbian-configを使って簡単に初期設定を行う方法

Posted by on 2018/11/09

armbian-configはArmbianを導入したシングルボードコンピュータの設定ツールです。CUIベースの専用画面からsshや画面解像度といった初期設定が行えるので初めての人でもより簡単に導入でき、またより素早く設定可能です。

ここではarmbian-configを使っての設定方法と項目について解説します。

環境

普段はファイルサーバ兼3Dプリンタサーバとして稼働しているOrange Pi PCです。

  • board:Orange Pi PC
  • SoC:Allwinner H3(ARMv7 4core)
  • MEM:1GByte
  • Storage:
    • SDカード:32GByte
    • USB-HDD:120GByte

また、Armbianとインストールしたarmbian-configのバージョンは以下のとおりです。

  • Armbian 5.60
  • armbian-config 5.64
Orange Pi PC

Orange Pi PC -普段はNAS兼3Dプリンタサーバとして活躍しています

armbian-configとは

armbian-configはarmbian向け設定ツールです。

armbian-config

armbian-configを立ち上げたところ

これを使えば、初めてOrange Piのようなシングルボードコンピュータを触る人でも簡単に基本設定を終えることが出来ますし、ある程度の経験がある人でも項目に従って設定するので初期導入時にスムーズに設定が行えます。

実際のところOrange Piなどを使って何かしようかなという時に初期設定が意外と面倒に感じてしまいますが、これがあればその手間が減らせます。私のようにたまにしか設定を触らない人間にとっては”あの設定はどうやるのだったけ・・・”と考え込む瞬間が減るでしょう。そうなればより気軽にシングルボードコンピュータを何かに使うアイデアに気軽に活用する機会が増えそうです。

 

armbian-configのインストール

では早速armbian-configをインストールします。インストールはaptから行えます。完了したらあとはsudoで実行するだけです。


$ sudo apt update
$ sudo apt install armbian-config

$ sudo armbian-config

設定項目について

armbian-configを実行すると設定画面が表示されます。基本的にはキーボードで項目を選んでEnterキーを押すだけで進めていけます(sshで繋いでいるときはマウス入力も有効です)。

ここでは、よく使うであろう項目を紹介します。機能全体の詳細は本家サイトのドキュメントを参照してください。

TOP画面では以下の項目が表示されます。

  • System
  • Network
  • Personal
  • Software
  • Help
armbian-config

TOP

System項目

armbian-config

TOP > System

Install

指定したデバイスにArmbianをインストールします。OrangePiの場合、通常はSDカードにブートローダやrootファイルシステムがありますが、この項目でrootファイルシステムをUSBストレージやSATA/eMMC,NAND(デバイスが存在していれば)に構築します。

Screenshot from 2018-11-07 09-02-16.png

我が家の構成だとSDカードからbootしているのでBoot from SDと表示されています

これを選択すると、うちのOrange Piは/dev/sdaにUSB-HDDが接続されているので以下のように表示されます。

armbian-config

Armbianを新たにインストールする先の選択

最後に警告メッセージが出て、YESを選択するとインストールが始まります。インストール先のデータは削除されるので注意です。

armbian-config

YESを選択するとインストールが始まります。

SDカードは読み込みはともかく書き込みが遅く、寿命の問題もあるので頻繁にファイルを書き込むような使い方をするならUSB-HDD等を接続してrootファイルシステムをそちらにインストールするという手もありです(OrangePiの場合、PowerOn時はSDカード上のBootLoaderから起動してUSB-HDD等にあるrootファイルシステムをマウントすることになる)。

ZSH

zsh関連+tmuxのパッケージをインストールします。zsh使いの人が選択するくらいかな。

Display

hdmiコネクタに繋いだ画面の解像度を変更します。

Minimal/Default

デスクトップ環境をインストールします。シングルボードコンピュータをクライアントPCとして使う場合はコレを選択します。Minimalは必要最小限のパッケージのみ、DefaultはブラウザやLibreOfficeといったパッケージを含みます。

Network項目

armbian-config

TOP > Network

IP

IPアドレスを固定/DHCPに設定します。うちのサーバの場合、ボードをDHCPに設定してDHCPサーバ(ルータ)でmacアドレスに対して固定IPアドレスを割り当てるようにしています。

IR/BT

IR(赤外線モジュール)もしくはBluetoothモジュールのインストール/アンインストールを行います。使用する予定がなければ触る必要はありません。

Personal項目

armbian-config

TOP > Personal

Timezone/Locales/Keyboard/Hostname

タイムゾーン、言語、キーボードやホスト名の設定を行います。

Software項目

Screenshot from 2018-11-07 08-36-18.png

TOP > Software

Softy

使用したいサーバを選択します。Samba,CUPやDLNAといったホームサーバに欲しいようなものは一通り揃っています。

armbian-config

TOP > Software > Softy

Consumption

CPU,DDRメモリの上限周波数や内蔵GPUの有効/無効を切り替えることが出来ます(設定反映には再起動が必要)。ただし、OrangePiの場合はこの項目はGUIではなくコマンドラインでパラメータを入力する必要がありました。


Usage: h3consumption [-h/-H] [-p] [-g on|off] [-m max_cpufreq] [-c 1|2|3|4]
[-d dram_freq] [-D dram_freq] [-u on|off] [-e on|off|fast]

############################################################################

This tool allows to adjust a few consumption relevant settings of your
H3 device. Use the following switches

-h|-H displays help or verbose help text
-p print currently active settings
-g on|off disables GPU/HDMI for headless use
-m max_cpufreq adjusts maximum allowed cpu clockspeed (mhz)
-c 1|2|3|4 activate only this count of CPU cores
-d dram_freq adjusts dram clockspeed (408 - 624 mhz)
-D dram_freq like -d but as low as 132 mhz possible (experimental!)
-u on|off enables/disabled all USB ports
-e on|off|fast enables/disables Ethernet, the fast switch
forces 100 mbits/sec negotiation on gigabit devices
-w on|off enables/disables Wi-Fi powermanagement when interface
supports this and is controlled by network-manager
<h6>######################################################################</h6>

$ sudo h3consumption -p
Active settings:

cpu 1296 mhz allowed, 1200 mhz possible, 4 cores active

dram 624 mhz

hdmi/gpu active

usb ports active

eth0 100Mb/s/Full, Link: yes

Diagnostics

この機能は滅多に使わないと思いますが、選択するとdmesg,lsusbやブートローダのコンフィグ内容等をPastebinにアップロードします。トラブったときにMLなどで質問するのに便利ですが、誰でも見れる場所にログがアップロードされるので注意です。

Screenshot from 2018-11-07 08-47-17.png

特に確認もなくアップロードされるのでご注意

所感

armbian-configから行う設定項目はほとんど初期導入時に行うものなので、既に出来上がった環境にインストールしてもあまり役に立たないかもしれません。しかしこれから構築するというまっさらな環境には便利です。次に環境を再構築する機会があればぜひ試してみてください。

参考

この記事は以下の内容を参考にさせて頂きました。

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