ここ最近、我が家のPCから異音が出始めました。今使っているPCケース付属のPCファンが異音の出処のようで、買い換えるのが手っ取り早いですが、その前にダメ元で修理出来るかどうか試してみました。
異音のするPCファン
異音の発生源はPCケース背面についている排気ファンです。速度を3段階に調整出来て低速で使っているととても静かでしたが、電源投入直後などヴィィイイイィイイとやかましい音を立てるようになってしまいました。購入してからもう10年以上が経過して流石にガタがきてしまったようです。

Amazonで探してみると120mmファンは1,000円くらいで売っているようで、買い換えようか迷ったのですが取り敢えず分解してグリスアップしてみることにしました。もし壊してもPCが使えなくなるわけでもないのでダメ元です。
使用したもの
本記事のPCファン分解/整備に使用したものです。
- ピンセット
- ラジオペンチ
- アルコール(汚れ洗浄用)
- グリス
*グリスは手元にあったリチウムグリスを使用していましたが、後日にシリコングリス(AZシリコーングリース50g)を購入しました。ただ、ちょっと高くて(値上がりして1200円)、同じAZグリスの20g入り蛇腹が453円なので、使用頻度が低いならこちらの方がよさそうです。
PCファンの分解整備に挑戦する
PCファンを分解してみる
PCケースからファンを取り外して分解してみます。多少のホコリはついていますがこれが原因で異音が出ているわけではなさそうです。
まずファンに貼ってあるシールを剥がします。

すると中央にゴムの蓋がしてあるのが見えるのでマイナスドライバーかなにかでこじって外してやると軸が見えてきました。どうやら充填してあったグリスはすっかり固まってしまっているようです。

軸は樹脂製のスナップリングのようなもので固定されているので、精密ドライバーやピンセットを使って外します。あとで再利用するので割ったり無くしたりしないようどこかに保存してください。そのあとはファンを引き抜くだけで外れました。
PCファンをグリスアップして組み直す
古いグリスはすでに用をなしていないのでアルコールを含ませたティッシュや布で大雑把に拭き取りました。
あとは新しいグリスを塗布するわけですが、グリスは家に転がっていた蛇腹入りリチウムグリス(以前にバイク整備で使ったやつ)を使用しました。本当はシリコングリスが良いと思うのですが手元に無かったので代用しました(リチウムグリスはOリング等の樹脂部分を痛めてしまうらしいので好ましくないと思います)。
(追記) 後日、シリコングリス買いました。

グリスはファン軸と軸穴の両側に塗布しました。どれくらいが適量かちょっと分からなかったので多めに盛っています。塗布したら元通りにファン軸を挿入してスナップリングで固定します。
最後にゴムの蓋をして元通りにシールを貼り付ければ完成です。
PCファンの動作確認
早速12v電源を接続して動作させてみたところ、問題なく回転してくれているようです。異音もおさまりました。

同じように経年劣化でファンに異音や振動といった症状が出てきても、簡単なグリスアップをしてやればまだまだ使うことが出来そうですね。そういえば、昔のマザーボードのチップセットについていたファンもかなり煩い異音をしていましたが、あれもグリスアップしたら使えるようになるかな。
その後
(2022/3/10追記)
グリスアップして1年が経過しました。あれからほぼ問題(異音)無く動作していますが、年末にPC電源の投入直後に少し異音が鳴ったことがあります。その後、動作して1〜2分すると温まったのか異音は止まりました。いずれも寒い日(室温8〜9度くらいだったように思います)だったので、もしかするとリチウムグリスは寒いと少し固くなる?のかもしれません。
(2022/10/20追記)
上記から半年経過しました。あれから暖かくなるとファンの異音も無くなり夏場も無事乗り切ってくれましたが、10月にはいって涼しく(室温20度前後)なってからPCの電源投入直後に何度か異音が出ました。しばらくするとおさまります。やっぱり温度かな。今度はシリコングリスを塗ってみようかと思います。

他のPCファンもグリスアップ
他にもガラクタ箱から古い12cmファンを発掘しました。これらも同様にグリスアップして新調したPCに増設することに。
その1:MODEL:A12025L12S(DC12V, 021A) – メーカー不明
コネクタがATX4pinタイプの12cmファンです。多分、昔のPCケースか何かから取り外したやつですね。

どのファンも構造はほぼ同じなので、同様に分解していきます。・・・が、Oリングが劣化していて取り外す時に割ってしまいました。あとで新品のOリングが必要です。



気を取り直して、分解したファンを清掃します。このファンも何年も稼働していたやつなので埃だらけです。
清掃&グリスアップが終わったので元通りに組み直します。このファンは12V直結で常時全開で回転するのでCPU正面にくる位置につけました。Oリングは後日に新品を入手して付けることにします。
その2:MODEL:DFS122512H(DC12V, 3.4W) – YOUNG LIN TECH CO.,LTD.
お次は古いATX電源から引っこ抜いた12cmファンです。
このファンを分解してみると、中身は意外と汚れていませんでした。Oリングもまだ柔軟性があります(うっかりピンセットで弾いて飛ばしてしまいました)。
異音がするファンはOリングが劣化してカチカチになっていることが多いです。そういう場合、グリスアップと同時にOリングも交換した方がいいのかもしれません。
その3:MODEL:A12025L12S(DC12V, 0.21A) – メーカー不明
その1と同じ型番の12cmファンです。コネクタ形状はマザーボードに挿せる形式のやつでした。
このファンはOリングが劣化して硬化していました。

参考
この記事は以下の内容を参考にさせていただきました。
- 異音のするPCケースファンをグリスアップで修理する – MB-Support
http://mbsupport.dip.jp/mb/diy_pc_104.htm
































コメント
こんにちは。
私のPC、冬場になるとPCケースの前側ファンから起動時だけ大きな異音が出ていました。
何度もグリスアップしようとPCケースからファンを外してみましたが、ファン本体の分解方法がわからず、私にはお手上げでした。
しかし昨日こちらのブログを拝見させて頂き、書かれている通りに、”ファンの分解”と”グリスアップ”したところ、今朝はとても寒いにもかかわらずまったく異音出ないようです。
2年も毎朝この異音に悩まされていたので、これは感動です。
詳しい説明と写真もありがとうございました。よくわかりました。
とてもうれしくてはじめてコメントを残させて頂きます。