[自転車] ヘッドセットのメンテナンスとグリスアップ

今までクロスバイクのハブ、ブレーキはメンテナンスを行ってきましたがヘッドセットは購入してから丸8年と一度も触っていません。ハンドル操作は今も問題ありませんが、流石にベアリングのグリスアップくらいはしたほうがいいはずです。思い立ったが吉日ということでヘッドセットの分解清掃とグリスアップを行いました。

 

使った工具とクロスバイク

今回の整備はほとんど六角レンチしか使いませんでした。グリスはいつものホームセンターで売っている蛇腹入りリチウムグリスです。

  • 六角レンチ
  • パーツクリーナー
  • ゴムハンマー
  • ウェス
  • リチウムグリス

メンテナンス対象のクロスバイクは2008年式Specialized Sirrusです。購入から早8年、自転車より体の劣化が目立つ今日この頃です。

Specialized Sirrus(2008) 愛車です
Specialized Sirrus(2008) 愛車です

 

ヘッドセットを分解する

前準備にフロントブレーキとサイコン、タイヤを外す

横着してブレーキケーブルやらをすべて着けた状態ではじめてしまいましたが、結局あとになって取り外すことになるので先に外した方がいいと思います。

外したのはハンドルを取り外した時に断線しそうなサイコンと、フロントブレーキのケーブルがついている側です。フロントタイヤも先に取り外したほうが作業しやすいと思います。

ヘッドセットのメンテナンス(フロントフォークをチューブから抜きます)
ヘッドセットのメンテナンス(フロントフォークをチューブから抜きます)
フォークを抜くときに干渉するのでフロントブレーキのケーブルが繋がっている側を外しておく
フォークを抜くときに干渉するのでフロントブレーキのケーブルが繋がっている側を外しておく

分解する

まず初めにハンドル部を固定しているボルトを外します。私の自転車の場合は外から見える位置に2本、キャップを外して見えてくる1本を外しました。これでハンドルをステムごと取り外せます。

ステムを抜いてブラブラしているハンドルは邪魔になるので、ヒモか何かでフレームに括ったほうがいいと思います(私はそのままぶらぶらさせて作業してしまった)。

六角レンチでボルトを緩めます
六角レンチでボルトを緩めます

 ボルトとキャップが外れました
ボルトとキャップが外れました

 ステムを締め付けているボルトを緩めると分離します
ステムを締め付けているボルトを緩めると分離します

ここで本体のフレームを持ち上げてやるとフレームとフロントフォークが分離します。私の場合長らく放っておいたせいか硬くて抜けなかったので、フレームを支えてフォークの頭をゴムハンマーで軽く叩いて抜きました。

ちなみに上下についているベアリング(リテーナーがついていてボールを保持しているタイプ)は向きがあります。どちら側がチューブについていたのか分かるように確認してから外すことをお勧めします(写真を撮っておけば便利です)。

軽く叩くと抜けてきます
軽く叩くと抜けてきます

フロントフォークが抜けました
フロントフォークが抜けました

上側のベアリング(グリスはらしきものは少し残っているように見えます)
上側のベアリング(グリスはらしきものは少し残っているように見えます)

下側のベアリング(上と同じく微かにグリスが残っています)
下側のベアリング(上と同じく微かにグリスが残っています)

各パーツの清掃

分解したパーツを並べてパーツクリーナーで汚れを落としていきます。組み立てるときに困らないように順番に並べました。

ヘッドセットのパーツ類(どろどろです)
ヘッドセットのパーツ類(どろどろです)

パーツクリーナーを吹き付けて汚れを取っていたのですが、下側ベアリングの汚れをウェスで拭き取るときにポロッとベアリングがリングから抜け落ちてしまいました。なんとベアリングの1個が割れているようです。自転車旅行中は重い荷物をつけて走っていたのでそれが遠因となったか、あるいは単に整備不良か。。。

割れたステムベアリング
下側ベアリングが2つに割れていました。あちゃー・・・

トラブルはありましたが、ひとまずすべての部品をパーツクリーナーで汚れを落とし、錆はワイヤーブラシでこすりました。新品からほど遠いながら大分と綺麗になってくれます。

上側ベアリングは無事な模様、でもリテーナーに錆あり
上側ベアリングは無事な模様、でもリテーナーに錆あり

下側ベアリングのあった箇所はタイヤが近いせいかドロドロでした
下側ベアリングのあった箇所はタイヤが近いせいかドロドロでした

 ここも汚れをふき取って綺麗にします
ここも汚れをふき取って綺麗にします

 ヘッドチューブ内も汚れをふき取ります
ヘッドチューブ内も汚れをふき取ります

雨が入ったのか錆ている箇所も
雨が入ったのか錆ている箇所も

フロントフォークの錆は可能な限りワイヤーブラシで落としました
フロントフォークの錆は可能な限りワイヤーブラシで落としました

 

ヘッドセットの組み立て

ベアリングをどちら向きにつけるか確認する

清掃が終わったら部品にグリスを塗りながら順番に組み付けを行うわけですが、ベアリングは向きがあります。事前に写真を見ながら元の状態を確認します。

 分解前の上側ベアリングの様子
分解前の上側ベアリングの様子

 分解前の下側ベアリングの様子
分解前の下側ベアリングの様子

ちなみに、私のクロスバイクは以下のようになっていました。

  • 上側ベアリング:リテーナーが下(チューブ側)、ベアリングの接触面が上
  • 下側ベアリング:リテーナーが上(チューブ側)、ベアリングの接触面が下
下側ベアリングのつけ方(斜め上から)
下側ベアリングのつけ方(斜め上から)

 

下側ベアリングのつけ方(横から)
下側ベアリングのつけ方(横から)

写真を撮っておらず方向に自信がない方は下記サイトがとても参考になります(私も自信が持てなくて何回か見直しました)。

 

グリスを盛って組む

ここまできたら、各パーツにグリスを塗って順番に組んでいくだけです。

割れてしまったベアリングについてはどうしようか迷いましたが、替えの部品が手元にないので取り敢えずは1個欠けた状態で組み込んで様子を見ることにしました。そのうち替えの部品が入手出来たら交換することにします。

ベアリングはグリスを塗ってから本体チューブ側に嵌め込みました(フォーク側にはめるとチューブを通すときに上手くはいらなかった)。その上からさらにグリスを盛ります。

後はフロントフォークに元通りに部品を組み付けてチューブに通します。

ヘッドチューブに下側ベアリングをはめて
ヘッドチューブに下側ベアリングをはめて
ステムベアリングにグリスをたっぷりと盛る(盛りすぎ?)
ステムベアリングにグリスをたっぷりと盛る(盛りすぎ?)
 上側ベアリングも同様にグリスたっぷり、錆止めを兼ねて軸にも塗っておきました
上側ベアリングも同様にグリスたっぷり、錆止めを兼ねて軸にも塗っておきました

ハンドル組み付けと調整

ハンドルを元通りに取り付けてタイヤと同じように正面を向くように調整して、ボルトを締めます。最後に取り外したブレーキやケーブルを元通りにすれば完成です。

ハンドル向きの調整
盛りすぎたグリスがはみ出しています(あまり強くネジを締めるとなめてしまうかもしれないのでご注意)

所感

正直なところやってもやらなくても同じかな、という考えが心の片隅にありました。しかし、いざ分解してみるとベアリング割れを発見、ハンドル操作にはまったく違和感が無かったので驚いています。見てみないと分からないものですね。

頻繁にメンテナンスが必要な部位ではないと思いますが、私みたく8年もほったらかしにすると何かトラブルの兆候を抱えているかもしれません。購入してから何年も経っているチャリダーな方や雨にも負けず自転車通勤な方は、確認の意味も兼ねてヘッドセットのメンテナンスをしてみては如何でしょうか。

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