我が家で活躍中のデジタルオシロスコープATTEN ADS1102CALですが、ファームウェアが更新されていたのでアップデートしてみました。
ATTEN ADS1102CAL

このオシロスコープは数年前の円高でえらい安く手に入れた中華オシロです。帯域100MHzで2chとちっこいながら趣味程度にはもってこいの一品です。メーカはATTEN社となっていますが、実際はSiglent社のOEMらしくファームウェアも本家Siglent版にアップデートしています(ATTEN社からはファームウェア供給が無い、、、Siglentでの型番はSDS1102CNL)。
ファームウェアのダウンロード
今回のアップデートにあたって何か解消したい不都合があったわけではないのですが、ふとサイトを見ると今年(2015年)にはいってマイナーバージョンアップしていたのを発見しました。ネットで探してもアップデート報告が無く、人柱として敢行しました。
ダウンロードはこちらから。
- Siglent (Home > Product Center > Digital Oscilloscope)
http://www.siglent.com/ENs/prodcut-gjjrj.aspx?id=-1&tid=1&T=1
ダウンロードにユーザ登録が必要となります。
たまたまかもしれませんが、回線がやたらと不安定で1MByte少しのファイルを落とすのに何回かリトライが必要でした。また、落としたファイル名をよく見ると"SDS1000CML_SSP_V100R005B01D02P29.zip"となっており、微妙に欲しかった型番と違います。。。
不安になってネットで情報探してみたのですが、残念ながら最新版へのアップデート報告は無し。人柱として敢行しました。
アップデート手順
手順は圧縮ファイルを展開したら出てきますので、基本それ通りに行います。
- オシロスコープの電源ON
- USBメモリのルートフォルダに圧縮ファイルから取り出したファームウェア"SDS1000CML_SSP_V100R005B01D02P29.ADS"を格納する
- オシロスコープにUSBメモリを接続する
- UTILTYボタンを押して、表示されるメニューから"ファームウェア更新"を選択する
- 何やらメッセージが表示されるので、ファームウェア更新に挑む場合は"SINGLE"ボタンを押す
- ファイル選択画面にUSBメモリの中身が表示されるので、拡張子がADSになっているのを選んで(文字数制限でSDS10~.ADSとかになってる)、"Load"を選択する
- またまた更新するか聞いてくるので、挑むべく"SINGLE"ボタンを押す
- 更新中のメッセージが表示されるので、しばし待機(このとき電源OFFすると多分お亡くなりになるので注意)
- 成功すると心臓に悪いビープ音とともに"Update success!"的なメッセージが表示される
- 勝手に再起動はしないので、自分の手で電源ON/OFFする
アップデート完了後、どきどきしながら電源ON/OFFすると、、、

無事に起動しました!
オシロの全機能を使っているわけでも無いので確かなことは言えませんが、ひとまず起動し波形観測等の基本機能は動いてそうです。トライされる方は自己責任にてどうぞ。
その後、またファームウェアが更新されたのでアップデートを行いました。