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[カブ] FIカブ50のカブ90クランク流用による排気量アップに挑戦(その2)

Posted by on 2018/01/24

前回はスペーサー厚みが足らずシリンダーからピストンが飛び出してしまいました。今回はスペーサーを15mmに増やして再トライです。

 

前回判明した問題点への対策

前回は購入したノックピンの内径が小さくてボルトを通らず、スペーサ厚みが足らなくてピストンが飛び出してしまいました。それをなんとか改善します。

(対策1)ノックピンに雌ねじをきる

ノックピンの内径が小さくてスタッドボルトを通りませんでした。問題なのはボルトのネジ部(M7)だったので、ノックピンにタップをたててM7の雌ねじを切りました。これでスタッドボルトにノックピンを通すことができます。

ノックピン

購入したノックピンの内径は6.4mmでした

タップ

M7のタップ

R0013033.JPG

このノックピンはかなり柔くてバイスで掴むと簡単に傷が入ったり変形してしまいます(最初の1個は傷だらけのぼこぼこになってしまいました)。そこで3Dプリンタでバイスを作りました。これで傷は付かなくなったものの、そのうちいくら締め付けても滑って中々進まなくなり苦労しました。

ノックピン

無事にネジが切れました。疲れた・・・

 

(対策2)スペーサー厚みを15mmにする

再検討したところ、今回のFIカブ50シリンダーとカブ90クランクの組み合わせを実現するのに必要なスペーサー厚みは13mmです。しかし手元には5mm厚のアルミ板しか無いため、3枚重ねで15mmとしました。圧縮比は大分と下がってしまいますが、ひとまずはコレで動くか試してみることにします。

アルミ板と糸鋸

再び糸鋸を使ってギコギコと切り出します。同じのを追加で2枚作るのは疲れました・・・。もし同じことをするなら最初から13mm厚のアルミ板を加工するか、無ければ10mm+3mmとするでしょう。

 

エンジン組み立て

スペーサ15mmを挿入する

さて全開から大分と間が空きましたが、加工したノックピンとスペーサを使って再挑戦です。まず分解したままだったエンジンにノックピンを挿入します。

カブエンジンとノックピン

無事にノックピンが挿入出来ました。バイスを使って気を付けて加工したつもりでしたが少し変形していたようで入りにくい所もありましたがなんとかなりました。

次にスペーサ5mmを3枚取り付けます。スペーサーには液体ガスケット(モノタロウ印のやつ)を塗布しました。

カブとスペーサ

スペーサ3枚を取り付けたところ。六角ボルトは位置決めのため仮挿入しています。

カブとスペーサとノックピン

わざわざ加工してまで挿入したノックピンですが、スペーサが厚すぎて意味が無くなってしまいました。

次にシリンダーを取り付けます。残念ながらノックピンが届かなかったので正確な位置決めは出来ません。この時点でピストンを上死点位置に持ってくると、予想通り約2mmほど下がった位置にきました。計算してみると圧縮比は約8:1になるはずです。これなら一応エンジンは動くはず。。。(ピストンが一番下がった位置でかなり飛び出しているはずなのでちょっと心配ではあります)。

あと、シリンダーとクランクケースを固定するネジは長いものに交換しています。

カブのシリンダーとスペーサ

スペーサの上からシリンダーを装着しました。ノックピンの長さが足りないのでシリンダーが動いてしまいます。なんとなく真ん中っぽい位置にくるように勘で調整しました。スペーサを13mmにしたらぎりぎり引っかかるかな。。。

カブのシリンダーとピストン

ピストンを上死点位置にもってくるとこんな感じになります。

 

次にヘッドを装着します。スタッドボルトは100EXのものに交換してあるので長さは問題ありませんでした。カムスプロケットとチェーンを取り付けて、手でフライホイールを回してみました。一応問題なさそうです。

カブのシリンダーヘッド

ヘッドを装着してカムスプロケットの位置を合わせます。クランクを手で回してみると問題なさそうです。

最後にセンサ類とヘッドカバーを取り付けてようやく完成しました。あとは液体ガスケットが硬化するまでしばし待ちです。

FIカブのエンジン

やっとエンジンが組みあがりました。火入れが待ち遠しいです。

 

車体にエンジンを載せる

ようやく組み上げたエンジンを車体に取り付けます。気がせいていたせいかあまり写真が残っていません(汗)。

スプロケット交換

スプロケットは以下のようにしました。これで約7500rpmで60km/hに達するはずです。

  • ドライブスプロケット:15T
  • ドリブンスプロケット:40T

 

インジェクションコントローラ設定

97ccの時は燃料を増やしてやらないとアイドリングすらしませんでしたが、今回は59ccなので増加無しとしました(純正ECUにおまかせ)。

自作インジェクションコントローラ

自作インジェクションコントローラは載せたままですが、燃料増加はゼロとしました。

 

マフラー加工

シリンダーにスペーサーをかませた影響でマフラーがつかなくなってしまいましたので、取付部のネジ穴を広げることで対応しました。強度的には貫通させたくなかったのですが、これでしばらく様子を見てヤバそうなら何か補強する方法を考えたいと思います。

カブのマフラー取り付けナット

マフラーの取り付け穴を広げました。

 

圧縮測定

液体ガスケットが乾くまで待ってからコンプレッションゲージで圧縮を測定してみました。安物なうえに暖気せずに測ったので正確な数値ではありませんが、ひとまず圧縮はあります。これならいけるハズ。

(モノタロウで買った液体ガスケットは容量たっぷりですが完全硬化まで3日要します。ゴム状になるのは15時間くらい。もうちょっと硬化が早いと嬉しいのですが、代わりに開封して1年経ってもまだ使えています。蓋を開けるのにちょっと力がいるくらい)

カブとコンプレッションゲージ

まともに圧縮があるかコンプレッションゲージを取り付けて測定します

コンプレッションゲージ

暖気無しで20回くらいキックして約70kg/cm2となりました。だいぶ低いですが動かないことはないハズ

 

いざ、エンジン始動

エンジンをいじった後の火入れはちょっとドキドキします。特に今回はピストンがスリーブからかなりはみ出しているはずなのでどうなるか。緊張しながらキックすると、

動きました!

いやー、よかった。ただ、動画の音声を聴いてもらうと分かるかと思うのですが、途中からカンカンという何かを叩いているような音がエンジンから聞こえてきます。ピストンがスリーブからかなりはみ出しているので首振りかなぁと想像しているのですが、うーん。これって走っても大丈夫なものか。スペーサを13mmにすれば少しはマシになるかな。。。

 

所感(試走してきました)

しばらくアイドリングさせてからエンジンをふかしてみましたが、特に音が大きくなるとか変化はありませんでした。多分すぐに悪化するようなことは無さそう、ということでいつもの松尾山テストコースに行ってきました。

今回のエンジンは49cc -> 59ccと排気量は約20%ですが圧縮比は10:1から8:1に落ち込んでいます。49ccの時よりはパワーアップしていると思いますが、テストコースの最後の劇坂は2速でも失速して登り切れませんでした(さすがに1速なら登ります)。平坦な道であれば60km/hは出るので(加速がちょっと鈍い)、今のところ合法的に60km/h出せるというのが最大の利点なのかな。まだ遠出はしていないので、そのうち燃費も測りたいと思います。

R0013058.JPG

ボイスレコーダのマイク端子にノックセンサーを繋いでエンジン音をモニタしたところ、今のところ気になるような音は録音されていませんでした。うーん、なんだろう。。。

R0013054.JPG

松尾寺の駐車場まで登り切りました。でもパワーが無くて最後の急登坂は2速では登れません。スペーサを13mmにすればもう少しパワー出るハズ。

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