私は自転車でモンベルのドライサイドバッグを使用しています。今回、これをカブのサイドバッグとして使用できないかと考え、ホームセンターの部材で工夫してみました。
ドライサイドバッグを装着のために工作する
ドライサイドバッグはキャリアとの接続がフックをひっかけてレバーで固定するという、取り外しが簡単でとても便利なものでした。過去に行った自転車旅行で詰めれるだけの荷物を詰め込んだ状態で破損は無かったので実績もありますし、もちろん防水です。
私のカブはプレスカブでキャリアは新聞屋さん仕様となっています。当然このままではキャリアのフレームが太すぎてサイドバッグを着けることが出来ないので、ここを自作することになります。
材料
材料は通販サイトやコーナンPROで買い揃えました(あとでよく見るとコーナンPROに全部ありました。お値段も同じorコーナンPROのが若干安いです)。
- モリ工業 MGパイプステンレス化粧管9.5×0.5×910 SUS単価400円くらい x 1本
- アカギ AKAGI ステンVP立バンド 10A(13)単価150円くらい x 6個
- ゴムシート(1mm厚 150mm x 150mm) 150円くらい x 1枚
- パイプキャップ120円くらい x 1個(キャップ4個入りだった)
工作手順
モノは吊り下げ金具でパイプを挟み込むだけです。前後方向はフリーなのですっぽ抜けが心配ですが、金具を締めことでそれなりに固定出来たと思います。以下に手順を残します。
(1).吊り下げ金具をキャリアに嵌め込む
カブのリアキャリアにパイプの吊り下げ金具を嵌め込みます。強度アップのため片側3個の吊り下げ金具でパイプを支えることとしました。金具とキャリアの間にはゴムをすべり止めに入れます。13mm用の金具なので丁度かと思ったのですが実際はネジを締めこんでもぶかぶかとしていました。1mm厚ゴムの場合2重にして丁度くらいです。
また、一番前につけた金具はキャリアの曲がっている部分に取り付けることになったので、若干斜めになっています。そのため、パイプを取り付けるときに金具をいくらか曲げました。
吊り下げ金具はネジ2本で固定しますが、ここでは上側のネジだけ軽くしめておきます(次にパイプを取り付けるため)。
(2).ステンレスパイプを取り付ける
購入したステンレスパイプを丁度良い長さに切ります。私の場合は長さ910mmのパイプでしたので、真ん中あたりでふたつに分けることにしました(切断にはパイプカッターを使用。糸鋸やダイソーのパイプカッターでもいけるらしい)。
吊り下げ金具のネジ2本の間にパイプを取り付けます。先に上側のネジを軽く締めておき、その隙間にすべり止めゴム(1mm厚 x 1)を入れます。この時、吊り下げ金具の前側は斜めに嵌っているので金具が傾いています。パイプを入れやすいようペンチでグニッと曲げます(簡単に曲がります)。
その後、パイプを下から入れると手で支えなくてもそのまま嵌りますので、ここでパイプの位置を調整してから下側のネジを締めます。
下側のネジを締めると金具がしなって上側ネジがゆるゆるになるので、適当に様子を見ながら上下のネジを締め込みます。
作る前は下側のネジに全荷重がかかって大丈夫かと不安でしたが、ネジを締めてみると下のネジに触れることなく固定されています。意外と大丈夫かも(楽観的?)。
(3).エンドキャップを取り付け
最後にステンレスパイプの切断面を引っかけないようにエンドキャップを取り付けて完成です。
ドライサイドバッグを取り付けてみる
いつも自転車で使っているドライサイドバッグを取り付けてみました。フックの間隔等はいじっていないので、もしかすると調整が必要な方もいるかもしれません。
所感
まだこれを装備してツーリングに出かけていませんが、個人的にはいい感じに出来たと思います。部品も1000円ちょっとで済みます。
家で付け外ししてみて、流石に自転車のようにスムーズにサイドバッグを外すことは出来ませんでした(吊り下げ金具がひっかかる模様)。ただ、ちょっとゴソゴソやれば外れます。これでテント内に持ち込みたい荷物をサイドバッグに放り込めば簡単に持ち運べます。
今後の改良とか
改良というほどではないですが、吊り下げ金具の角がバッグに引っかかって傷がつく時があります。購入時、手で触って問題ない程度に角が取れていましたが、もう少し削ったほうがいいかもしれません。