この日は阿蘇火口で中岳に登りました。観光を終えてから南阿蘇に向かい、高森町湧水トンネル公園にある駐車場をお借りしてテント設営となりました。
当日の走行記録:熊本県阿蘇市~阿蘇郡高森町(高森町湧水トンネル公園)
最高点の標高: 1499 m
最低点の標高: 411 m
累積標高(上り): 1887 m
累積標高(下り): -1856 m
平均ペース: 35.65 km/h
総所要時間: 13:42:12
阿蘇火口へ向かう
阿蘇パノラマライン
出発後、実民へ向かい阿蘇パノラマラインを登ります。標高差500mちょっとだったかと思いますが、ひたすら登りが続きます。当時、少し前にあった台風or大雨の影響で道が崩落している箇所がありました。途中、ライダーハウスでご一緒した方からすれ違いにエールを頂き、えっちらおっちらと進みます。
道の両脇は牧場になっていて、牛がのっしのっしと歩いていました。素晴らしい景色だったと記憶があります。
草千里
阿蘇パノラマラインを登りきると草千里が見えてきます。
阿蘇山公園道路
草千里からさらに進むと阿蘇山ロープウェーが見えてきます。ここから火口に向かうにはロープウェーに乗るか、脇にある阿蘇山公園道路を登るかです(有料道路ですが自転車/徒歩は無料)。今回は自転車で火口に向かうことにしました。
火口はすぐそこで標高差もそこまで残っていない、ように思っていました。実際はGPSログから100mからの標高差がありました。道は綺麗ですがかなりきつく、途中から歩いてしまいました。
阿蘇火口
活動している火口の付近まで車両で登れるような場所は、世界的に見ても珍しいそうです(ましてや自転車で登れてしまう)。
火口付近はいくつかのエリアに分けられていて、所々に避難壕が設置されています。火山ガスの濃度によって立ち入れるエリアが制限されるようで、特に火口付近の風向きの影響が大きいそうです(季節によっては風向きが悪く立ち入れないことが多いとか)。
火山ガスの濃度によって青/黄/赤の回転灯が表示されるようです。実は苦労して登った直後に見た回転灯は赤でした。その数分後に”火口から降りてくださ-い”と係員さんからの案内が。火口にも駐車場があって車の姿が沢山ありましたが、あっという間に空になってしまい私も降りることになりました。
その後、下のロープウェー発着場にあるお店でお昼ご飯を食べて一休憩しました。火口のガス濃度が下がるまでしばし待機です。
中岳に登る
しばらく待ってみましたが、火口付近はガスの影響で近づけないようです(ロープウェー発着場あたりに立ち入り可能なエリアが掲示されていました)。そこで、今度は上から火口を眺めることにしました。目的地は標高1500mにある中岳です。
途中、砂千里を通過し、石がごろごろ転がっている道を登って中岳へ向かいます。登山に来られている方と何度かすれ違いましたが、雲仙に続いて私が一番場違いな服装だったと思います(次があれば、もう少しまともな装備を持っていこう)。
中岳からはもうもうと煙を上げる火口を見ることが出来ました。もっと火口を近くで見える登山コースもあるようですが、そちらは火山ガスの影響で立ち入り禁止となっていました。
他の登山客は中岳からさらに上の高岳(だったと思う)に向かっていきましたが、見ると頂上がガスで見えません。どう考えてもやばそうだったので、予定通りここで引き返すことにしました。
(ロープウェー発着場でチャリダーの方から気さくにお声をかけて頂きました、ありがとうございます。その後のサイクリングの状況を時々楽しませて頂いています)
南阿蘇へ
奥阿蘇田楽で晩御飯
景色を堪能した後、阿蘇パノラマラインを通って山を南側に下ります。
途中の阿蘇白水温泉瑠璃で一休憩し、しばらく進んで奥阿蘇田楽というお店で晩御飯を食べました。確かガイドブックに載っていたお店だったと思います。各テーブルの囲炉裏で炭焼きしてもらえる、空腹と相まってかなり美味かった記憶があります。
ここでなんと偶々ご一緒した方からご飯を奢って頂いてしまいました。会話も弾み本当に楽しかった記憶があります。
高森町湧水トンネル公園
晩御飯を食べた時点ですでに外は真っ暗でした。この段階でどこに泊まるかもノープランという状況でしたが、ガイドブックに載っていた高森町湧水トンネル公園に広い駐車場があるという話を聞き、そこに向かいました。
公園は閉まっていましたが、駐車場は広く綺麗なお手洗いもあります。そこの片隅をお借りしてこの日はテント設営となりました。