今回はCANバスエラー対策がされたLEDバルブを入手しました。これまでに購入したLEDバルブより丁寧な作りで、逆接続しても大丈夫なようにダイオードも入っています。色は電球色に近いWarmWhiteを選びました。
これの光り方や消費電力をレビューしたいと思います。
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海外には安価で魅力ある(怪しげ?)製品が沢山あります。それらを購入(使用or分解)した際の個人的なレビュー記事です。
今回はCANバスエラー対策がされたLEDバルブを入手しました。これまでに購入したLEDバルブより丁寧な作りで、逆接続しても大丈夫なようにダイオードも入っています。色は電球色に近いWarmWhiteを選びました。
これの光り方や消費電力をレビューしたいと思います。
今度はOTG USB-HUBを購入してみました。例えば旅先でテント設営してそこを拠点にして活動(記事を書く)ときにPC代わりに重宝するのではと期待しています。これを使えばタブレット端末にUSB機器を繋ぎつつ充電可能、なハズです。
今度は海外製の格安ICウィンカーリレーを購入してみました。部品形状はうちのプレスカブ(JBH-AA01)と同じでポン付け出来る、ハズ。送料込み約170円、使えればもうけものの安価な製品です。
海外製の格安ドライブレコーダーを購入してみました。何処となく怪しさ漂いますが、日本でもこの手のドライブレコーダーが輸入販売されています。今回選んだのはHD画質でH.264対応という触れ込みの商品、使い物になるか見てみたいと思います。
緩衝剤に包まれてやってきた商品を開封します。ひとまずは商品説明通りのものがパッケージされているようです。
USBケーブルを接続すると電源が入り画面が表示されます。初期表示は英語でしたがメニューから日本語に切り替えるとこが出来ます。解像度の設定もメニューから行います。
取りあえず、我が家のプレスカブの風防にくっつけて走行してみました。付属の吸盤で風防に張り付けると、思ったより安定します。USBケーブルが上からでるのがちょっと邪魔でしたが、もともと車用でこの配置なのでしょう。
キーONと同時にドライブレコーダにも電源が入り録画開始します。
実際に使ってみて、うーん微妙だなぁと思える箇所がちらほら出てきました。
ここを見て購入決めたようなものでしたが、H.264対応ではありませんでした。説明書を見るとMotion-JPEGとなっています。ちょっとがっくりです。
風防越しというのもありますが、本当にHD画質なのか?というくらいに映像が荒いです。
設定メニューからは解像度をHD(画面アイコンに1080pと表示される)、720p、VGAと選択出来ましたが、切り替えてみるとHDと720pで同じにしか見えません(時間当たりのファイル容量も同じ、3分録画で約200MByte)。動画編集ソフトで見てみると、720pと認識されていました。
VGAは流石に縮みましたが、HD/720p設定のものはVGAをそのまま引き延ばしたかのように見えました。
付属品としてシガーソケットから取るUSBアダプタ(ケーブル付)とPC接続用にmini USBケーブルがあります。
それをPCに接続すればSDカードの中身が見えるハズなのですが、どういうわけかPCで認識しません。手元にあったケーブルで接続すると認識したので(えらい時間かかりましたが)、どうやら充電専用のUSBケーブルのようです。
筐体はネジを外すと簡単に分解出来ました。
分解して最初に目につくLCDですが、コネクタは無くフレキを直接基板にハンダ付けしてあります。昔に分解したことのあるガラケ携帯とよく似たイメージを受けます。
次に基板を筐体に止めているネジを外して裏返すと、レンズと夜間照明用の赤外線LEDが見えます。レンズは基板にネジ止めされているだけで、簡単に外れCMOSセンサーが見えます。
CMOSセンサーのフレキと基板のGNDを繋いでいるあたり、なにか妙なハンダくずのようなものが見えます。ピンセットで摘まんでやると取れてしまいました。
基板上に見るべきところはあまり無く、心臓部と思われるICには検査用と思われるシールが貼ってあります。シールをはがしてみると非常に見えにくいですがシルクが見えました。ネットで検索しても見つからないのでカスタムSoCではないでしょうか。
取りあえずということで、我が家のプレスカブにくっつけて使用してみました。あわよくばバイクツーリングの記録映像としても使えないかと考えていましたが、画質が悪く駄目っぽいです。
もともとドライブレコーダなのでトラブルが発生した瞬間さえ残っていればいいのかもしれないですが、かなり近づかないとナンバーが読めないのでもう少し画質が良ければと思います。
(お値段が2000円弱ということを考えれば、こんなものなのかもしれません。ただ、この性能であれば1000円程度で販売しているドライブレコーダでいいかも)
海外ものレビューシリーズです。ArduinoやらマイコンのプログラムをデバッグしていてUSBケーブルを差したり抜いたりするのが面倒で、今回はスイッチ付USBハブを購入してみました。
今まで購入したLEDバルブの照度を測定してみました。照度計は手元にないので、Androidアプリで照度を計測してくれるものを使用しました(絶対値は怪しいですが、LEDバルブ間の相対値としては使えるかと思います)。
段ボールで作った筒(長さ約20cm)の片側から反対側に向けてLEDを点灯させます。その反対側に照度計(今回はNexus7を使用)を配置し、照度の最大値を計測します。
照度の計測にはAndroidアプリの"Light Meter"を使用しました。端末によって照度センサの特性が違うようです。私の持っているAndroid端末ではNexus7が一番それらしい値を出していましため、Nexus7で計測することにします。
測定結果は以下のようになりました。正直、全体的にもっと明るいと思っていたのですが、照度計とバルブの距離を離すとこんな感じになりました。
それぞれバルブ正面の照度を計っています。そのため、一番上のLEDバルブのように正面ではなく周囲に拡散するタイプのものは低い数値になりました。
バルブ型番 | 口金 | 消費電流(DC12V)[mA] | 照度[lx] | レビュー記事 |
T10型番不明 | T10 | 23 | 16 | 激安LEDバルブ(T10)を分解 |
Model number:#Z442C(SMDタイプ) | T10 | 40 | 73 | T10 LEDバルブ(Model number:#Z442C)のレビュー |
T10型番不明(COBタイプ) | T10 | 40 | 120 | T10 LEDバルブ(COBタイプ)のレビュー |
T20型番不明(テールのみ点灯) | T20 | 37 | 100 | T20 LEDバルブ(5050 27 smd Wedge)のレビュー |
(テール/ブレーキ点灯) | 92 | 290 |
LEDではないですが、比較対象としてプレスカブ(JBH-AA01)で使用されている各バルブについて同様に計測してみました。
バルブ型番 | 口金 | 消費電流(DC12V)[mA] | 照度[lx] | 備考 |
1P7614 12v2w T6 BA7S | BA7s | 130 | 24 | Nランプ、メータ照明 |
STANLEY 12v1.7w | T10 | 220 | 58 | 3速/4速ランプ、ポジションランプ |
STANLEY 12v10w | T10 | 700 | 270 | ウィンカーランプ |
STANLEY 12v 18/5w (テールのみ点灯) |
T20(ダブル)
|
400 | 83 |
テール/ブレーキランプ
|
(テール/ブレーキ点灯) | 1500 | 610 |
これを見ると、ウィンカーやテール/ブレーキランプは想像していたより照度が高いです(安全に関わるから当然かも)。LEDに置き換えて暗くなったという話を何処かで聞きましたが、法定で定められた灯火類をうちでレビューしたようなLEDバルブに置き換える場合は暗くならないよう注意した方が良さそうです。
今度はCOBタイプのT10LEDバルブを購入してみました。製品写真を見る限りでは光がムラなく前方の広い角度を照らしており期待しています。
いつものように梱包材で覆われてLEDバルブがやってきました。今回購入したのは10個入りのパッケージです。
いつものように端子を伸ばしてケースからLED本体を引き抜きます。構造も同じで電流制限抵抗(56Ω)がついています。
今回の製品はCOBタイプということで基板に直接LED素子がのっています。そのまわりを樹脂(?)で固めてあるのですが、ケースにすっぽり入りとても軽いです。グラつきもなく、今までのLEDバルブと比較して振動による断線に強そうな印象を受けました。
DC12V電源を接続してみたところ、約40mA流れました。温まってくると少しづつ電流値が増えてきますが、室内でしばらく放置したくらいでは破壊するまで流れるような状況にはなりませんでした(車載などの環境でどうなるかは分かりません)。
正面から直視出来ないくらい明るいです。
写真を見て頂くと分かりやすいですが、正面のかなり広い角度に光が届いています。今までのLEDバルブはLED表面実装タイプを複数配置して光り方をカバーしていたせいかムラがありましたが、これは自然な光り方をしています。
個人的にはかなり気に入ってしまいました。光り方にムラが無く、横方向の広がり具合がっているので色々なところに使えそうです。
値段的にもおひとつ40円くらいで安いです。定電流ダイオード/定電流ICをつける手間を惜しまない、壊れたら付け替えるぐらいの気持ちであれば購入価値は大いにあると思います。
かなり明るい(直視は不可)のでメーターランプ等に使用するのであれば、抵抗値を大きいものに取り換えてやれば実用上問題ないかもしれません。
うちのカブにも載せて試してみたいと思います。
Microchip社が提供するPICマイコン開発環境にPICKit3があります。このツールは各種PICマイコンへの書き込み/読み込み、デバッグ機能を持っています。この手のツール類にしてはとても安価で秋月電子通販サイトに4,500円で販売されていました。
もちろん秋月電子で販売されているPICKit3は純正品ですが、世の中にはさらに安価なコピー品があります。
LEDバルブ第三弾です。今回はT20ダブルとなっているLEDバルブを購入してみました。ポジション/ブレーキランプ向けの商品です。出来ればカブに使ってやりたいのですが、どうなるでしょうか。
なお、購入したのは1セット(2個)であり、分解したのはそのうち1個のみです。全ての商品が同様の状態とは限りません。
このバルブは5050サイズの表面実装LEDが27個実装されています。7面体が構成されていて各LED3個、加えて正面方向にLED6個となります。また、ダブルなので端子が4本あります。
(このバルブの端子並びは"- - + +"のようです)
他のバルブと同様にリード線でケースに固定されています。リード線を伸ばして引き抜いてやります。
このタイプはダブル型となっているので中身はどうなっているかと思いましたが、+側電極に抵抗/ダイオードを介してそのまま接続されています。憶測ですが、元々T20シングルで設計されたLEDバルブをダブルに流用しているのではないでしょうか。
今までレビューした安価なLEDバルブはリード線部分の強度に不安がありましたが、このバルブは分解後に触っているとあっさりと足が取れてしまいました。分解していることもありますが、これでは走行中に断線してしまいそうです。
ダブルのため、それぞれ片方毎の通電時と両方通電時の電流を確認したところ、以下表のようになりました。
ダイオード側+端子 | 抵抗側+端子 | 電流値 |
ON | OFF | 77mA |
OFF | ON | 37mA |
ON | ON | 90mA |
側面が7面体を構成していることもあり、それなりに滑らかな光となっているかと思います。
そのまま搭載するには難があるのではないでしょうか。少なくともバルブのリード線ハンダ部を何らかの方法で補強するべきだと感じました。触って取れてしまうようだと安心して使えません。
今までの安価なLEDバルブと同じく定電流回路がありません。定電流ダイオードにはあまり大容量のものが無いので、複数個を並列にして使用するか定電流ICを使用するかでしょうか。
(秋月電子で定電流ダイオードを探してみましたが、18mAが最大のようです)
また、入力部にポジションランプ電源とブレーキランプ電源が接続されているので、カブのようにAC/DC混合となっている場合は使用不可です。せめてポジションランプとブレーキランプのLEDが完全に分かれていれば可能性があったのですが。
定電流回路も追加出来れば、それなりに安定して使用出来るかと思うのですが、狭いウェッジベース内に対策した回路(特に定電流回路)を収めるのが難しそうです。
うちのカブに搭載するには、AC点灯系を全てDC化したうえで対策するしかなさそうです。
前回の記事に続き、別なLEDバルブ(T10)を購入しました。こちらも同様にレビューしたいと思います。
購入先は同じく海外サイトからで、Amazonやヤフオクでも輸入品が並んでいるかもしれません(同じ商品化は判別できませんでしたが、よく似た形状の商品が出品されているようです)。
パッケージにはLEDバルブが10個含まれています。バルブは表面実装タイプ(5050サイズ)のLEDが合計5個実装されています。
ものは前回より少しは高いものの日本円にして300円弱くらい(セール中でした、元値は500円弱です)。10個セットなのでおひとつ約30円の安価なLEDバルブです。
構造も他と似たようなものでリード線で外側のケースに固定されているだけです。ケースから出ているリード線をまっすぐに伸ばしてやれば素直に外れました。
このLEDバルブは見える範囲には制限抵抗はありません、基板からはリード線が生えているだけに見えます。テスターで抵抗値を計ってみたところ、65.6Ωとなっていました。おそらくLEDバルブの基板内側に抵抗が実装されているのではと思います。
出来ればバルブを構成している基板も分解してみたいですが、ちょっと手間がかかりそうでしたのでここはおいておくことにしました。
相変わらずリード線だけでケースに固定されているシンプル構造で、車両に載せる前に補強したほうがよさそうです。LED基板とケースは意外とガタなくはまっていますが、基板とリード線を接続しているハンダ部分の強度に不安を感じます。
(2015/09/12追記)
基板を解体(というより破壊)してみました。基板同士はハンダで繋がっているだけなので上手くやれば綺麗にばらけるかもしれませんが、私は手先が不器用ゆえニッパで底部の基板を割りました。
DC12V供給時で電流値は約40mAでした。
LEDは自身の発熱(温度上昇)に伴ってVfの低下により電流値が増加しますが、このLEDも点灯してしばらくすると電流値がじわじわと上昇していきました。
基板がLEDの放熱をどこまで考慮しているかは分かりませんが、少なくともアルミ基板ではなく、普通のガラエポに見えます。使用する際にはLED自体の発熱により破壊しないか考慮したほうがよさそうです。
(2015/09/12追記)
DC12V時に40mAだとすると、制限抵抗にかかる電圧は
E=IR
=0.04 x 62
=2.48[v]
となります。するとLEDの電圧降下は12- 2.48=9.52≒9.5[v]です。
仮にうちのカブ(JBH-AA01)にこのLEDバルブを搭載した場合、DC系の電圧はサービスマニュアルを見ると13.8~14.8[v]が標準値とありました。仮に15[v]が供給されたとすると電流制限抵抗にかかる電圧は
15-9.5=5.5[v]
となります。このときに流れる電流は
I=E/R
=5.5/62
=0.0887[A]
≒89[mA]
となります。
このLEDバルブに使用されているLEDチップは中に3個入ったタイプでそれが直列に接続されていました。それが合計5個あるので、仮に1個あたり20mA最大(データシートが無いので想像です)とすると、LEDバルブ全体では100mAが最大となります。ぎりぎり定格内で動作する、ということになるでしょうか。
バルブは4方向+正面の5面にLEDが各1個配置されています。LEDの光り方は指向性があり、明るさはDC12V時でそれなりに明るいです。
前回のLEDバルブと比較してかなり明るいです。
この手のバルブに共通した弱点なのかもしれませんが、リード線でバルブを固定しているため振動に対して弱そうです。車両に搭載した場合、走行中の振動によってハンダ部から断線する可能性がありますので、ホットメルトで補強する等の対策を行ったほうが良いかと思います。
安価な商品ですので、買ってそのまま使用するのであれば価格なりの商品ということになりそうです。そういうものと思って購入するのであれば十分購入価値ありだと思います。
(2015/09/12追記)
もし綺麗に分解できるのであれば、電流制限用の抵抗を取り外して60mAくらいの定電流ICをくっつければカブ的にもいい感じなのですが。