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[レビュー] 安価なUSB半田ごて

Posted by on 2018/04/20

半田ごてを使っての作業はほとんど屋内ですが、バイクの配線をいじるときなど屋外で半田ごてを使いたくなる時があります。延長コードを使えば問題ないものの屋外のコンセントと微妙に距離があるので面倒です。そこで手軽に使える安価なUSB半田ごてを購入してみました。これがあればスマートフォン用のUSBバッテリ(パワーバンク)があれば何処でも半田ごてが使えます。

 

購入したUSB半田ごて

購入したのは5V/8Wの半田ごてで、専用のUSBケーブルとスタンドと半田が少しのセットになっています。

USB半田ごて

届いたUSB半田ごてのパッケージ。よく注文する部品類は簡単な包装と緩衝材の組み合わせが多いので製品っぽいパッケージで届くとちょっと新鮮です。

USB半田ごて

USB半田ごてのパッケージ裏。型番はZD-20U。

お値段は定価861円ですが私が購入した時はセール価格527円(送料込み)でした。ちょくちょくセールをやっているようなので、今すぐに入用でなければカート/お気に入りに放り込んで安くなるタイミングを待つのもいいかもしれません。

また、別の店ですが交換用のこて先/ヒーターも販売していました。こちらはお値段が214円とのこと。

 

USB半田ごてを使ってみる

パッケージの中身

パッケージを開封して中身を並べてみました。持った感じは若干細めの普通の半田ごてといった感じでしょうか。ケーブルレスの電池/ガス式半田ごてと比べると取り回しでは不利かも。

こて先のキャップは嵌っているだけなので引っ張れば外れます。捻って外そうとするとこて先を固定しているネジごと外れるのでご注意。

USB半田ごて

USB半田ごてと付属品。

USB半田ごてのこて先

こて先はこんな感じです。ヒーターと一体になっているタイプのようで、他の形状はなさそう。

USB半田ごて

電源ケーブルはこての後ろに接続します。本体のコネクタはUSB端子ではなくてミニジャックでした。

 

スイッチはタッチ式

USB電源に繋いで使ってみました(電源には12V->5Vのスイッチングレギュレータを使用)。

半田ごての丸い金属部分を触るとLEDが点灯してこて先が熱くなります。手を放してしばらくするとOFFになります。ただ、これはタッチセンサーのようなものらしく接触しなくても手を近づけただけで反応します。半田ごてを置いて近くで作業する場合は気を付けたほうがいいかもしれません(そういえば以前購入した超音波加湿器の水位センサもこんな感じでした)。

USB半田ごてのスイッチ

握りにある丸い金属部分に触れるとヒーターがONしますが、手を近づけただけでも反応するのでご注意。

 

こて先の温度を測る

この半田ごては温度管理をしていません。スイッチに触れているとヒーターがONしっぱなしになり、発熱と周囲への放熱が平衡するまで温度が上がり続けます。

こて先温度を測ってみると、室温24度の環境で通電後15秒くらい(?)で250度まで温度が上がりました。その後に340度くらいまでは上がるの確認したので鉛フリー半田でも使えそうです。

USB半田ごてのこて先温度

USB半田ごてのこて先温度を測定。共晶はんだなら通電後15~20秒くらいで使えそうです。鉛フリーはもうちょっとかかりそう。

 

消費電力を測る

どれくらい電流が流れているのか測ってみました。約8Wということでほぼ記載のスペック通りですね。

USB半田ごての消費電力

USB半田ごての消費電力を測定。4.92V x 1.42A = 7.58W

今度は手持ちのモバイルバッテリ”eneloop mobile booster KBC-L2A”(いまだ現役です)を使ってみると、ちょっと電圧が降下しています。バッテリ仕様が出力500mA x 2なので能力不足なのかもしれません。一応使えそうですが、屋外で使う場合は1.5A以上流せるバッテリが欲しいところです。

USB半田ごてとモバイルバッテリ

モバイルバッテリを使って電力測定。パワー不足なためか電圧が降下しています。

 

USB半田ごてを分解してみる

さて、恒例のレビュー商品分解です。このUSB半田ごての中身はどういう作りなのでしょうか。

分解は簡単で、半田ごて本体の先端についている緑色の樹脂部品を引っ張って取り外し、本体のネジ3本を緩めればケースが開きます。ただ、ネジが柔いので注意しないとなめそうでした。

USB半田ごて

この緑色したパーツは嵌っているだけなので引っ張れば外れます。

USB半田ごて

ネジを外せばケースが割れて基板を確認出来ます。

基板を見てみるとタイマーIC(NE555)が載っていました。スイッチになっている金属部分はNE555のTRIG端子につながっているみたいですね。触れると一定時間ONするようになっているのかな。これを使ってヒーターのON/OFFを制御しているようです。

USB半田ごての基板

基板にはお馴染みのNE555が載っていました。

35N06

ヒータ電源のON/OFFに使われているN-MOS FET。ネットで調べたところCANYUというメーカの製品のようです。

R0013464.JPG

バネになっている部分はスイッチに繋がっています。

この半田ごてはそこそこ有名なようで海外でも同じ半田ごての投稿がありました。トレースしたと思しき回路図もあったので参考までに。

また、この半田ごてを改造して温度を3段階に調整出来るようにしている方もおられるようです(NE555をマイコンに置き換えているようです)。こういう改造も面白そうですね。

 

所感

安いので最悪は使えなくも記事ネタになるし諦めがつくかとあまり期待せず購入したUSB半田ごてですが、ありがたいことに十分に使えそうです。流石に雨風が吹き荒れるような屋外では厳しい(防水もしてないですし)かもしれませんが、バイクでツーリング中に自作インジェクションコントローラが故障してもちょっとしたことなら対応出来ると思います。億劫だった屋外での半田作業にも活用していきたいですね。

実は電池式の半田ごてを購入しようと考えた時、このUSB半田ごてにするか”HAKKO FX901-01“にしようか悩みました。FX901は単三電池x2のコードレスなので取り回しが良さそうだし、乾電池なので出先で調達が容易です。メーカーも天下のHAKKOだしAmazonで見るとレビューが大量についていたので十分使えると感じました。お値段は2,500円くらいと射程圏内です。

まあ結果としては、悩んだ末に使用頻度は少ないだろうし500円ちょっとで買えるならこっちにしてみるか、と本記事のUSB半田ごてを購入となった次第です。皆さんは買うならどれにします?

 

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