安価なスイッチ付USBハブのレビュー(7 Ports LED USB High Speed 480 Mbps Adapter USB Hub With Power on/off Switch For PC Laptop Computer)

海外ものレビューシリーズです。ArduinoやらマイコンのプログラムをデバッグしていてUSBケーブルを差したり抜いたりするのが面倒で、今回はスイッチ付USBハブを購入してみました。

購入したUSBハブ

いつも通りAliExpressから購入しました。通電したときに点灯するLEDも見やすく(ちょっと明るすぎ?)便利ですがこのスイッチが最大の問題点だったりもします。。。

今回購入した8ポートUSBハブ スイッチ付
今回購入した8ポートUSBハブ スイッチ付

本体は軽い

後で記載する国内販売の類似品(ELECOM)と比べると、本体がかなり軽いです。そのせいでUSBケーブルを何本か接続すると安定しなくなりました。どこかにマジックテープか何かで張り付けてると良いかもしれません。また、国内のは裏面にそこそこ強力なマグネットがありましたが、こちらにはありませんでした。

 

PCに接続して動作確認

何も触らずにPCに接続してみました。正常に認識しているようで、接続機器も動作しています。

ただ、複数デバイスを繋いでONすると安定動作しなくなることがありました。どうも電源供給の問題のようなので、DCアダプターを繋いでやれば解決しそうです。

USBハブを使ってみる
USBハブを使ってみる

USBハブを分解してみる

分解したところ、ハンダ不良は無いようですが所々ハンダの手付け部分が荒い(下手とかでなく、時間が無くて急いだような感じ)ような気がします。このロットor個体だけなのかもしれませんが、リード部品の足が切られていないままの箇所があります。

分解したところ(基板裏面)
分解したところ(基板裏面)
基板を取り出した
基板を取り出した(1層基板の模様)
発振子のリード線がそのまま残っている(かなり急いだのだろうか)
発振子のリード線がそのまま残っている(かなり急いだのだろうか)

また、USBハブ用ICとして”FE1.1S USB 2.0 HUB”が基板上に2個載っています。ただ、このICは仕事で使ったこと無いので確かな判別が出来ませんが、ネット上の当該IC写真と比べるとシルク部分にロゴがありません(もしかすると互換品?)。

載っているIC
載っているIC
ICのシルク
シルク部の拡大

USBコネクタのツメ部分はハンダが省略されていました。この部分はUSBのシールド部分と繋がっているはずで繋がなくとも動くかと思いますが、なんとなく手間を惜しんだような気がします。

USBコネクタ部の裏面(ツメのところは半田なし)
USBコネクタ部の裏面(ツメのところは半田なし)

ケースのUSBケーブルが生えているあたりに穴が開いており、一見、USB接続時にランプが点灯しそうです。が、点きません。基板を確認するとLED用パターンは存在するものの部品が未実装の状態でした(電流制限用のチップ抵抗は実装されていました)。実装を忘れていたのではなくコスト削減である、と信じます。

ケースにあるランプらしき穴
ケースにあるランプらしき穴
ランプ部のLED未実装
ランプ部のLEDは未実装
スイッチ近くのコンデンサパターン(こちらも未実装、スイッチON/OFF時のノイズ対策でしょうか)
スイッチ近くのコンデンサパターン(こちらも未実装、スイッチON/OFF時のノイズ対策でしょうか)

 

 

電源アダプターは付属しない

今回購入したパッケージにアダプターは付属していません。いくつかのデバイスを接続すると電源容量が足らないのか認識しなくなりました。どこかで5V出力のアダプターを見繕う必要があるかと思います。

ノギスでDCジャックを計ったところ、穴の内径が3.4mmありました。手元にあった5Vアダプター(秋月で購入したやつ)はサイズが大きく、残念ながら使用できません。

USBハブのDCジャック
USBハブのDCジャック

スイッチが弱点に

(2017/07/24追記)

最初に購入してから早2年、このスイッチ付きUSB-HUBはまだaliexpressで健在です。ELECOMのと比較して圧倒的に安く、一時期はamazon.co.jpでも並んでいたのですがトラブルが多かったのかいつの間にか消えていました。

私が使っていて感じたことですが、このUSB-HUBの問題点はVBUS電圧のドロップがかなり大きいことです。マウスやキーボード等の大して電流が流れないUSBデバイスであれば問題無いのですが、スマートフォン等を接続するとVBUS電圧がドロップして不安定になります。

電圧ドロップの原因は、

  • 電源ラインの配線/パターンが細い(DCジャックが小さすぎる)
  • 電源スイッチの抵抗値が大きい

です。特にスイッチの抵抗が問題で、手元にあるテスターで計測したので正確な値は分かりませんが1.0ohmを超えているものがほとんどでした(個体によってバラツキがある模様)。

スイッチ付きUSB-HUB 電圧
無負荷で4.56vまでドロップしています。これでは動かないデバイスがあるのも不思議ではありません

スイッチ付きUSB-HUB 分解
スイッチの抵抗値を測ってみると予想以上に大きいです。写真の個体は特に酷くて5ohmを超えていました。100mA流したとすると0.5vドロップすることになります。

 

後日、基板を少し改造して使用しています。
–> スイッチ付USBハブの手直し

 

国内によく似た商品がある

日本国内でもELECOMからスイッチ付USBハブが販売されています。こちらは以前のお仕事で使わせてもらっていて、機器の評価をする上で外部電源供給かつポート毎にON/OFF出来るのはとても便利です。

アダプター(3.5A)付属、背面マグネットつきでパーティションに張り付けて固定するのに重宝しました。

以下のAmazonで扱っている写真と見比べて頂ければと思いますが非常に似ています。もしロゴが変わっただけであればかなりお買い得かと思ったのですが(ELECOMのは3000円くらい)。

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