学生時代から使っていた電子辞書の液晶が変色して表示が見えなくなってしまいました。経年劣化のようです。買い替える方が手っ取り早いのですが、安くで修理出来そうなこともあって挑戦したレポートです。
結果的に液晶そのものは見えるようになったのですが、色々とミスがあって微妙な結果に終わりました。
続きを読む: ビネガーシンドロームが発生した液晶の修理故障した電子辞書
故障したのは学生時代から使っている電子辞書です。今ではPCやスマホでなんでも簡単に検索出来るので使用頻度は減っていましたが、何か書物をしているときにど忘れした漢字や分からない英単語を手早く調べられるので重宝していました。

ビネガーシンドローム
この電子辞書、液晶が駄目になったようで画面端以外が全く見えません。よくある経年劣化のようで、原因は液晶表面に貼られている偏光板がビネガーシンドロームという現象で変質してしまったことのようです。

この現象は高温多湿環境で早く進行するようで、そういえばここ何年か喉の調子が悪くて加湿器を使っていたのでした。うーむ。
修理に使用したもの
駄目になった液晶を修理するには、変質した偏光板を交換する必要があります。偏光板は日本国内で探すと中古の電子辞書(私のよりずっと新しい)が買えてしまいそうな値段です。そこで、Aliexpressで安価な製品を探して購入しました。

ちなみに、この偏光板は機能的には問題無かったのですが、私の確認不足で後ほど問題が発生してしまいました。偏光板は片面糊あり(シール状になっている)の製品と無しのものがあります。あと、グレア処理あり/無しもあります。購入時に確認、念の為に実物も再確認しましょう。私はミスしました。。。
電子辞書の分解/修理
液晶本体を取り出す
電子辞書を分解していきます。
本体背面に見えている4本のネジと、電池ボックスの中の2本をはずします。ケースの継ぎ目に何か薄いものをいれて軽くこじてやるケースが開きます。
基板左側に液晶のフレキケーブルが見えます。これをコネクタから外しておきます。
次に液晶本体を取り外します。液晶画面の反対を見るとネジは無さそうですが、継ぎ目が見えます。ちょっと硬いですが薄いスクレーパーか何かを突っ込んでこじると蓋がはずれます。
基板表面に見える黒いネジx5と銀色ネジx1を外すと液晶がフレームから外れます。フレキケーブルを破損しないように液晶画面を上にしておきます。
古い偏光板を剥がす
偏光板は液晶のガラス面に張りついている薄いシート状のものです。薄いカッターナイフ等を使って液晶からこの偏光板を剥がしていきます。私は貝印の安全カミソリを使いました。
液晶表面のガラスになるたけ平行になるよう刃を寝かした状態で、力を入れないで偏光板の端に当てていきます。軽く刃を前後に動かしてやると偏光板とガラスの間に刃が潜り込んで行くので、ある程度剥がれたら指でつまんで慎重に(あまり力を入れると液晶画面が割れる)剥がしていきます。
ここで新しい偏光板であればキレイに剥がれてくれるのですが、モノは25年ものの経年劣化した代物です。案の定、途中で裂けたり偏光板の一番下の層が分離して剥がれなかったりと中々に手こずりました。特に偏光板の層がうっすらとほぼ全面に残ってしまったのが痛かったです。これを全部取るのに時間がかかりました。
新しい偏光板を貼る、、、が。
どうにか表面をキレイに出来たら、ここに新しい偏光板を貼ります。
ちなみに販売されている偏光板は接着剤(のり)がついているものと無いものがあるようで、私はのり無しのを購入したつもりでした。理由はのり無しなら何かあっても簡単にやり直せるからです。ようは液晶表面に偏光板があればいい、という考えでした。
が、確認不足で購入した偏光板はのり有りの製品で、しかもそれに気付いたのは表面の保護フィルムを剥がして液晶に当てた瞬間でした。なんかぺったりとくっついていて、おかしいな、と引っ張ったらくっついているではないですか。その後、慌てて剥がしては位置を修正してを何回か繰り返した結果、液晶と偏光板の間に大量にゴミがはいってしまいました。。。
(ガックリ過ぎてこの辺りの写真が撮れていません)
動作確認:無事に動作したものの、残念な仕上がりに
肝心の前項でぐだぐだになってしまいましたが、気を取り直して液晶が外れないように仮組みした後に電池をいれて電源ONすると、お、ちゃんと表示がでました。
ただ、オリジナルと比べて黄色味を帯びた画面になってしまいました。原因は恐らく、偏光板の組み合わせが不味かったのだと考えています。偏光板は液晶ディスプレイの裏表両側に貼られています。それが同じ偏光板であれば問題は起きないと思うのですが、今回は表側の偏光板だけを交換しました。違う種類の偏光板を組み合わせると今回のように見た目が変わってしまうことがあるようです。
(裏側の偏光板はLCDドライバを外さないと剥がせないので、難易度が高く諦めました)

それに加えて、液晶表面に元々無かった光沢のようなものがあります。なんとグレア処理されているようです。そういえば液晶のグレア/ノングレアは偏光板の表面処理によるのでした。購入時にそんなことはまったく気にしていなかったのでした。
というわけで、液晶そのものは表示が見えるようになり電子辞書としては復活しました。ただ、液晶の視認性が悪化してしまったことと、液晶に偏光板を貼り付けたときに盛大にゴミを巻き込んでしまって仕上がりが残念なことになってしまいました。

















コメント